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介護と医療に関わるすべての人にむけた歯医者のブログ

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認知症の人からの執拗な暴言と暴力で退職してしまった介護士さんへ。

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認知症の人からの執拗な暴言と暴力で退職してしまった介護士さんへ。



・介護の仕事に携わっていて、利用者さんから暴力を受けたことがある。


・介護の仕事から退職を考えたことがある。


・どんな状況なら、退職したほうがようのだろう...


このような人たちに向けて書いています。


■本記事の内容


この記事を書いている私はほぼ毎日、介護施設や精神病院、急性期病院、個人宅へ訪問している歯科医師です。


10年以上、高齢者や認知症患者さんのような”通院困難な人”の歯の治療をしています。


Twitterで情報発信しています。記事の信頼性担保につながれば嬉しいです。


『介護施設の優しい職員さんが退職されました。コロナが原因ではなく、認知症の利用者さんからの執拗な言葉の暴力で疲れ果ててしまったと。責任能力のないパワハラ。
最後の別れもできませんでした。細かい気づきのできる優秀な人。次の仕事は楽しい所でありますように。本当にありがとうございました!』




高齢者からの暴力や暴言は日常茶飯事

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利用者さんの歯の治療をするためにボクが毎週訪問している介護施設。先日そこで働く優秀な介護士さんが退職されてしまいました。


原因は一人の利用者さんからの執拗な言葉の暴力。


介護に携わる人ってもちろん仕事ですから生活のために働いているのですけど、介護の仕事が好きで仕事をされる人ともかなり多い印象です。


高齢者や体の不自由な人の役に立ちたい。お婆ちゃん子だったから、高齢の方が純粋に好き。そんな優しい人たちもたくさんいます 。


でも介護の仕事は重労働です。


ベッドから起こしたりお風呂に入れたり食事を手伝ったり、1日に何回も腰に負担をかけます。腰痛で退職や休職してしまった方々もたくさんいます。


介護の必要な利用者さんからの心無い中傷やセクハラで心を病んでしまった人もたくさんいます。


そんな人たちが少しでも自分の居場所ができるように、そして働きやすい環境で仕事ができるようになってほしいと強く思います。


責任能力のないパワハラ


老人ホームを利用している人の中には認知症を患っている人がたくさんいます。食べたことを忘れてしまう。言ったことを覚えていない。


身体が全く動かずお風呂や食事も難しい。逆に歩くことはできるけれども認知機能の低下がひどく夜に徘徊をしたり火をつけっぱなしにしてしまったような状態。


このような人を実際に自宅で介護すること。それを難しいと感じる家族はたくさんいます。


そのような人たちが安全に快適に生活するための場所が老人ホームのような介護施設ですよね。利用する人達はそこで”プロの介護”という目に見えるサービスを受けることができます。


認知症が進行すると、暴力を振るったり大声で暴言を吐いたり、女性に対して性的な嫌がらせをおこなうことがあります。


認知症の人は自分のしたことを覚えていません。触ったことも記憶に残りません。


これってまさに責任能力のないパワハラなんですよね 。



認知症が進行すると”本能”のみで行動を起こしているので、 周囲からの説得や理論的な説明に意味はありません。


介護に携わる人にとってはそんなのは当たり前のことかもしれません。


それでも認知症の利用者さんには”好き”とか”嫌い”みたいな感覚が残っていることもあり、そのため特定の介護職員さんに対して暴言を吐いたり性的な嫌がらせをするような場面が出てきてしまいます。


もちろん介護職員さんから利用者さんに迷惑をかけてしまって、 それがきっかけでそういう行為が起こることもあります。


それでも職員さんにとって、精神的に苦痛であることに変わりはありません。とりわけ心の優しい繊細な職員さんこそ、そのような行為を全て受け止め笑顔で仕事をしてしまいます。


あなたは召使いではない


”認知症だから仕方ない”と思っているのか”おじいちゃんだから可愛い”と思うのか、それは人それぞれだと思います。


ただ毎回罵声を浴びたりセクハラをされるような環境は人の心を荒ませてしまうに充分です。


笑顔とかポジティブな感情って、作るものではなくて湧き出てくるものなので、自分の置かれた環境に大きく影響されてしまいます。


そこで無理して笑顔を作っても、心の闇は止まりません。


”仕事だから仕方ない”と心から割り切れる人は問題ないですが、そんなストロングなメンタルを持っている人は少ないと思います。



とりわけ病みやすい人は”私が何とかしなきゃ””私が我慢すれば大丈夫”と全てを受け止める考えの人です。


ここでいう「全てを受け止める」というのは利用者さんからの全てというだけではなく、”もし私がここでやめたら周りのスタッフにまで迷惑をかけてしまう”という広い意味も含まれます。


”だから仕事はやめられない”と考えてしまいがちです。


”暴言をやめてほしい”と毅然な態度で伝えても、さらに暴言がひどくなってしまうのではないか、と恐怖に感じる場合もあるでしょう。


こんなことを色々なことを考えながら、それでも利用者さんのために仕事をしているんですよね。


それでもあなたは召使いではありません。その当たり前の事実は忘れないで下さいね。


退職を考えてしまったら

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退職を考えたらこの3つしかない。


少しでも退職を考えてしまった。そんなときは以下の3つしかありません。



・配置転換してもらう


・上司や家族と腹を割って話す


・退職する


上記の通りです。


配置転換してもらう


会社に相談して、配置転換の希望を伝えてみましょう。


その利用者さんから離れることができれば、自然とストレスがなくなるからです。


施設を移動しなくても、フロア移動でもかなり違います。


さらにメンタル的なケアを対策してくれるような、そんな職場であれば、働きやすい環境を作ることができるかもしれません。


反対に”そんなことは仕事の一部”と言って見てみるふりをする。事実確認をしない。そんな職場であれば今すぐにでも転職すべきです。


上司や家族と腹を割って話す


上司や家族に実情を知ってもらうこともひとつの手段です。


利用者さん本人と腹を割って話すことは現実的ではありません。特に認知機能が低下している場合はでは、そもそも話の理解が難しいです。



苦痛を受けている職員さんは耐えに耐えて耐えてそれでもダメで、やめていってしまいます。


心優しく仕事ができ繊細な人が多いので老人ホームにとってもかなりの痛手のはず。利用者さんにとってもその家族にとっても大きな大きな損失です。


暴言を受けたりセクハラを受けているような状況になったとき、”上司の理解”や”利用者の家族の理解”があるかどうかは、あなたの今後に大きく影響します。


退職する


退職も大きな選択肢です。


なぜなら、あなたの心と身体の健康が1番大切だからです。


生活がある、次の仕事がまだ・・・


事情はわかります。それでも健康がなくなってしまったら、働くことさえ難しくなってしまいます。


無理は禁物です。


退職を決める基準

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退職の基準は「環境」と「体調」です。

利用者さんの家族の理解


利用者さんの家族の理解もあるかないかで大きく違います。


極論で言うと「お金を出してるんだからしっかり仕事しなさいよ」ていうスタンスなのか、「うちの父が暴力や暴言を吐いているようで本当に申し訳ない」と思うスタンスなのか。


このどちらなのかでモチベーションが大きく変わりますよね。


もちろんお金を出してサービスを受ける契約をしているわけですから、色々と要望する権利はあります。ただ一線を超えた暴言やセクハラは許されるべきものではありません。


仮にそれも仕方ないと思うのであればその料金も追加で払うべきです。暴言を受けたりセクハラを受けるというのは介護サービスに入っていません。


それを踏まえて、”家族がどう感じているか”ということは退職の基準になります。


スタッフ同士の関係


職員さん同士の関係も基準です。


というより、職場の人間関係は働くうえで「すべて」です。


健康に人間らしく働くためには、人間関係に大きく影響されます。


もちろん人間関係には合う、合わないがあります。全員に好かれる人もいなければ全員に嫌われる人もいません。


ハッキリ言って運の要素も強いです。コミュニケーション能力が高い人だとしても全員と仲良くできるわけではありません。


確率論として仲良くしやすいというだけで、 どんな環境でも適用できるわけではないのです。


立ち去る勇気も必要です。


自分自身の健康


あなたの体調は、そこで働き続けるかのバロメーターです。


身体や心は正直です。


「どうしても行きたくない」そんな状態で続けることは、いつかあなたが壊れてしまいます。


退職すべき自覚症状については【女性介護職の方へ】すぐにでも退職すべき自覚症状【ただしバックレ(無断退職)は損】で詳しく解説しています。


限界を感じたら...


もうすでに限界を感じている方は、すぐに退職しましょう。


繰り返しになりますが、自分の健康がなにより大切です。


民法上は2週間前につたえれば退職することができます。


そんな悠長なことも言っていられない、すぐにでも退職しないとおかしくなりそうという方は退職代行という方法があります。


退職代行を利用すると即日退職することができます。


具体的には「わたしNEXT」という退職代行サービスがおすすめなのですが、利用方法は【感想あり】女性向け退職代行”わたしNEXT”を徹底レビュー【デメリットも】で解説しています。


退職代行を理解してから利用したい人は【女性介護職向け】退職代行サービスの選び方+おすすめ3選【もう限界...失敗したくない】で解説しているので、セットでご覧ください。


冒頭でも紹介した優秀な介護士さんは、この退職代行サービスを利用して退職されました。


本当に優しくて細かい気づきのできる人で、最後に辞める勇気を持って自分を守ることができました。


最後のお別れができませんでしたが、次の仕事は楽しいと場所であるよう本当に心から祈ってます。


ほっとできる場所へ


仕事から帰って癒される環境は大切です。 大切な人、いますか?大好きなこと、ありますか。


そんな時間が作れないくらい働いているなら今すぐ退職を考えるべきかと。


もしプライベートでほっとできる場所がないのであれば、そんな場所を探してみることは人生の経験と質を大きくあげるはずです。


一度立ち止まってゆっくり考えてみてはいかがですか。人生100年と言われていいて、たった一年や二年ゆっくり立ち止まって悪い、なんてことはありません。


介護が好きで、おじいちゃんおばあちゃんが好きで仕事をしている人ならば、どこへ行っても通用します。いつでも戻ってくればよいのです。


まずは自分が居心地のいい環境を探して、そこに身を置いてあげてください。


やめる勇気を持ちましょう!


自分の健康が最優先。ポジティブな環境に身を置こう


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もし、楽しく仕事をしたいとおもうのであれば”あなたの個性を否定しないコミュニティ”に移動するべきです。


会社が守ってくれるかどうかはわかりません。他人を変えるより自分が変わった方が圧倒的に早いです。


他人を変えようとすると怒りだったり恨みだったりが生まれやすい環境になります。


そういう負の感情は個人的に無駄だと思っていて、できるだけ自分のことはポジティブな環境におくべきだと考えています。


そうすればモチベーションも上がり、仕事の質にも先には人生の質にも繋がります。


少し個人的な話をするとボクは”頑張りすぎないことを賞賛する”環境に自分の身を置くようにしています。


簡単に言うと”死ぬほど頑張らなくてもいいよね”ということです。


”死ぬ気で頑張れ”とか”寝る間も惜しんで働け”という考え方はあるのはもちろん分かります。 否定なんてしません。


ただ自分には合わないとわかっているので、そういう環境からは距離を置くようにしています。


誰かのために仕事をするなら、まずは自分が健康じゃないといけなくないですか?


自分を肯定できる環境を探してそこに身を開いてあげてください。我慢強くて優しいあなたなら必ず見つかります。


挑戦はあなたがあきらめない限り、何度でもできます!


”負”に目を向けるより”正”を増やしていきましょう。


最後に・・・やめる勇気が持てますように。


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