【知恵】歯医者で働く歯科衛生士の「人間関係の悩み」を解決する方法
歯医者で働きながら、人間関係に悩んでいる衛生士さんへ
・歯医者で働いているが、人間関係で悩んでいる。
・解決できない悩みだったら、どうすれば...
今回はこういった疑問にこたえていきます。
■本記事の内容
この記事を書いている私は歯科医師です。高齢者歯科を専門に、今まで50以上の医療機関と関わってきました。
前の職場の人間関係で精神的にかなり疲労して、大変な思いをする歯科衛生士さんの話をたくさん聞きました。
その経験を元に、情報シェアします。普段はTwitterで情報発信しています。記事の信頼性担保につながれば嬉しいです。
医療や介護に携わるみなさん。自分の健康に気を配ってますか?「自分自身が健康でなければ、良質の医療や介護は提供できない」と本当はわかっていながら、身体にムチ打って仕事していますよね。
— しろたぬ@歯の人☘お豆腐メンタル (@shirotanu_dds) 2020年6月7日
睡眠。運動。趣味。少しだけ意識してみましょう。ゆっくり歯磨きできる、そんな夜を過ごせますように。
『医療や介護に携わるみなさん。自分の健康に気を配ってますか?「自分自身が健康でなければ、良質の医療や介護は提供できない」と本当はわかっていながら、身体にムチ打って仕事していますよね。睡眠。運動。趣味。少しだけ意識してみましょう。ゆっくり歯磨きできる、そんな夜を過ごせますように』
歯医者で働く歯科衛生士さんの「人間関係の悩み」を解決する方法
結論、以下のとおりです。
・戦う
・気にしない
・転職する
自分の抱えている悩みや問題点を明確にする
まずは自分の抱えている悩みや問題点を明確にしましょう。
問題を解決するには、まず悩みや問題点を理解することから始まります。
ご存知の通り、歯科業界はとても狭い世界なので、人間関係の問題は「先生」「先輩衛生士」「同僚の衛生士」「後輩衛生士」「患者さん(その家族)」この5つのどれかしかありません。
先生から怒鳴られる、先輩衛生士に無視される、同僚の衛生士に冷たくされる、クレームの多い患者さんがいる。
狭い世界では常に顔を合わせていることも多いですし、 余計に悩みが大きいものに感じてしまいます。
解決方法は3つ。戦うか、気にしないか、転職するか。
自分がどうするかは自分で決めなくてはなりません。繰り返しですが、解決方法は3つです。
・戦う
・気にしない
・転職する
悩みを解決することが第一目標とするならば、他人が関わる以上、”その場にとどまる”か”その場から離れる”を自分で選択しなければいけません。
会社で例えるなら、「上司に意見する」「気にしない」「転職する」に加えて「部署移動する」もあるかもしれませんが、歯科だとそうもいきませんよね。
歯科医院とは一見関係ないのですが、問題解決にはアドラー心理学の本はおすすめです。本の中に”全ての悩みは人間関係である”、”他人に嫌われる勇気を持とう”という話が出てきますので、そこを歯科医院に置き換えるとストンと落ちると思います。
自分で解決することができる悩みなのか
「戦う」「気にしない」「転職する」これらを選ぶ基準は、 抱える悩みを”自分で解決できる”かどうかです。
解決するために他人を変える必要があるという悩みは、自分を変えて解決することよりも100倍は難しいです。
たとえば、怒鳴る院長に、落ち着いてほしいと伝えるとします。でもそこで怒鳴ることを辞めるかどうかは院長次第です。
もし、院長の怒る理由が、あなたにどうしても仕事でなおすべきがところがあるというものなのであれば、建設的に話をできれば、解決になることもあるでしょう。
ただ感情的に、あなたのことが嫌いというだけであれば、関わっている以上解決するのが難しい問題になります。
✔︎ お局、先輩、同僚も同じ
あなたに意地悪をしてくる先輩歯科衛生士さんも同じです。あなたの仕事ができないことに関して、なおすことを期待しているのであれば、改善すれば褒めてくれるかもしれません。
でもその話すらできない、なおしても別のことで冷たくされるというのであれば、 あなたにできることは耐えることだけになってしまいます。
ここで「相手を変えるために戦う」ということは、「相手に非を認めさせる」ということでもあり、 感情の戦いになってしまいます。 あなたの意見がたとえ正論だったとしても、必ず遺恨が残ります。
また、あなたが「気にしない」つまり「私が気にしなければ良い・・」を選択することは、つまりあなたが「我慢する」ということです。
我慢は必要かもしれませんが、限度があります。我慢しすぎるのは、身体に悪影響しかありません。
✔︎ 逃げるが勝ち
このようなときの解決方法は、たったひとつしかありません。「逃げましょう」。つまり退職です。
退職は負けではありません。自分の人生を豊かにする手段です。まさに、逃げるが勝ち。(スムーズに退職する方法は歯科衛生士が円満に退職する手順【即日退職する方法も紹介】で解説しています)
院長のため、同僚のため、患者さんのため。これに頑張りすぎて、あなたが病んでいい理由はありません。
「自分の身体が健康であってこそ、誰かの健康を守ることができる」というの忘れないでくださいね。
自分で解決できなかったときの対処
心と身体が1番大事
自分の心と体を大切にすることを忘れないでください。最優先です。あなたの身体は、両親からもらったかけがえのないものです。
特に”腰”と”心”は一度壊れると元には戻りません。 それを犠牲にしてまで、戦ったり我慢する意味はあるでしょうか?
心優しい人は、自分がいなくなったら病院の回らないのかと思ったりすることもありますが、 そんなことはありません。病院は回ってきましたし、これからもまわっていきます。それよりも自分の体を大切にしてください。
>>参考:限界:人間関係に疲れきった歯科衛生士が良質な職場に出会う3つの方法
生活するにはお金が必要です。けれども、そのために同じ歯医者で働き続ければならないというわけはありません。歯医者はたくさんあります。
自分の力だけで解決できなかったときは、退職という選択肢も積極的に考えてもよいと思います。
転職
転職は、ハッキリいって、面倒です。不安もあります。求人サイトに登録したり、色々面接に行ったりと、考えただけで果てしなく感じてしまいます。
また、仕事で一度嫌な思いをしてしまうと転職先に恐怖を持ったり、そもそも転職自体が億劫で現状維持をしたくなりますよね。
そんなときは歯科衛生士向けの求人サイトを活用することでラクに転職することができます。人に頼りましょう。
>>参考:人間関係に疲れた歯科衛生士が活用すべき転職サイト 2選【脱ストレス】
それでもがんばってがんばって疲れてしまったそのときは、体と心を休める期間を作りましょう。歯科衛生士は資格職なので、 特に今は必要とされている仕事です。そのため職探しって困ることはありません。
「オープニングスタッフ」「外の空気を吸える訪問歯科」「他職に転職」。選択肢はたくさんあります。
人生100年、その数年休んだっていいじゃないですか。
もし次はたらくときは、少し視点を変えてみてはどうでしょうか。
✔︎ 【年代別 歯科衛生士におすすめの転職サイト】
・20代向け:【失敗しない転職】歯科衛生士向け求人サイトを3社比較した【おすすめは全部】
・30代の歯科衛生士におすすめする求人サイト 3選【良質な職場に巡り会う】
・40代歯科衛生士が使うべき転職サイト おすすめ3選【求人の質を重視】
・50代歯科衛生士の転職に強い求人サイト おすすめ2選【東京以外もOK】
・【衛生士の転職】訪問歯科に強い求人サイト3選【未経験でも需要あり】
・【オープニングスタッフ希望】歯科衛生士向け求人サイトおすすめ3選
まとめ
今回の記事のポイントです。
・自分の抱えている悩みや問題点を明確にしよう
・解決方法は3つ。戦うか、気にしないか、転職するか
・ 心と身体が1番大事
こんな感じです。
”逃げる最強”。自分を守るために、自分の身体と心を最優先にしてください。
あなたの”身体”と”こころ”は1つしかありません。
今回は以上です。
>>参考:限界:人間関係に疲れきった歯科衛生士が良質な職場に出会う3つの方法
✔︎【退職を考えてしまう衛生士さんへ】
・歯科衛生士が円満に退職する手順【即日退職する方法も紹介】
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✔︎【少し視点を変えたい衛生士さんへ】
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