歯科医師の転職理由をわかりやすく解説します【転職から人生プランを設計する】
歯科医師の転職理由について知りたい方へ。
・転職を考えている歯医者だけど、転職の理由を知りたいな
・どんな流れで転職すればうまくいくのだろう
・すぐにでも退職したいのだけど...
本記事ではこういった疑問にこたえます。
■本記事の内容
この記事を書いている私は歯科医師です。
以前、何度か転職を経験し大変な思いをしました。人間関係でこじれて、歯医者自体を辞めたくなったこともあります。
その経験から語ります。
歯医者として転職を考えているけれど、果たしてこの方向性であってるのかな...と不安な先生はぜひご覧ください。
Twitterで情報発信しているので、信頼の担保になると嬉しいです。2分くらいで読み終わります。
良い人間関係ってお互いを補完しつつ、最終的にどちらも幸せになる関係性だと思うので「自分のことを好きでいてくれる人」を大切にしたいし、間違っても「自分のことを嫌いな人」「批判しかしない人」に焦点をあてる時間なんて1ミリもない。あと、ピンチのときに頼れる家族や友人は控えめにいって神。
— しろたぬ@歯の人☘お豆腐メンタル (@shirotanu_dds) 2020年8月12日
『良い人間関係ってお互いを補完しつつ、最終的にどちらも幸せになる関係性だと思うので「自分のことを好きでいてくれる人」を大切にしたいし、間違っても「自分のことを嫌いな人」「批判しかしない人」に焦点をあてる時間なんて1ミリもない。あと、ピンチのときに頼れる家族や友人は控えめにいって神』
歯科医師の転職理由 4つ
歯科医師の転職理由①:スキルアップ
スキルアップを求めて転職する先生は多いです。
歯科医師という仕事をする以上、自分のスキルを向上させることは将来的な大きなメリットです。
自分の専門分野は深掘りしたい、新しい分野に挑戦したい、有名な先生のもとで勉強したい、こういった理由で新しい環境に飛び込む先生は多いです。
歯科医師の転職理由②:人間関係(パワハラ・セクハラ)の悩み
人間関係で悩んで転職する先生もいます。
いくらやりがいのある職場だとしても、人間関係が最悪であれば学びを吸収するスピードや量も少なくなってしまいます。
それほど人間関係は大切です。すべてといって、いいかもしれません。
耐えに耐えた結果うつ病になってしまった歯科医師の先生もいます。
いじめやパワハラやセクハラ受けている場合は、すぐにでもその場を脱出するべきです。
歯科医師の転職理由③:給料が低い
給料が低いというような待遇の悪い場合、転職を考える大きな理由になります。
給料が低いと感じるということは何かきっかけがあったわけで、 自分の価値よりも低く評価されていると感じているということです。
お金がすべてではありませんが、やりがいだけでは生活できません。
自分を大切に扱ってくれる環境はかならずあります。
歯科医師の転職理由④:開業の準備
開業の準備にため、転職をする先生もいます。
歯医者7割くらいは開業すると言われているので、開業による転職は最後の転職ともいえますね。
この場合、大きく2つのパターンがあります。
開業するために退職する先生と、開業準備中なので非常勤で働きたい先生です。
前者は自分の病院を立てる準備、後者は開業準備しているので空いた時間で少し働いておきたいということです。
【将来をイメージ】転職から人生プランを考える
まず転職までの流れです。
✔︎【転職までの流れ】
・雇用契約書、就業規則を確認(あれば)
↓
・退職の意思を伝える。同時に転職活動
↓
・退職届を出す (口頭でもOK)
↓
・転職
上記の通りですよね。
どのような形の転職であれ、転職にはプランを立てることは重要です 。
短期プランと長期プランにわけて考えましょう。
特に長期プランである、ライフプランやキャリアプランを俯瞰的にイメージしておくと、人生設計にも役立ちます。
短期プラン:転職まで
短期プランの目標は転職の成功です。
上記の表にあるように、まずは転職する時期を決めます。
そのために雇用契約書就業規則があれば確認し、何ヶ月前に退職するかを確認します。
そこから逆算し転職時期を決めます。
退職までの間に、転職活動をしておくことは大切です。
開業する場合でも、非常勤で働ける所を探してみるのも有効です。
時期を決めたら、転職を伝え少しずつ引き継ぎを始めましょう。
これが転職までの短期的なプランです。
長期プラン:ライフプラン
長期的な目標としては自分の人生のライフプランを考えることも大切です 。
転職は大きな人生の中の流れの分岐点にすぎません。
その流れがどこに向かっているのかを把握して、そのうえで転職するのは大切です。
例えば、何歳までに開業したい、そのために△△の技術を磨きたい、有名な○○先生から学びたい…
このように少し先の目線から自分の人生を俯瞰して見ることで、逆算して考えることができます。
常に新鮮な情報を浴びる
新鮮な情報をあげるのは自分をアップデートするためにも必要です。
短期プランや長期プランにも良い影響を与えます。
臨床に関する情報を浴びている先生は多いのですが、自分の価値に関する情報を定期的に浴びている先生は少ない印象です。
自分の価値の確認でわかりやすいのは給料です。
定期的に求人サイトでチェックしましょう。なんとなく自分の立ち位置がわかったりします。
求人サイトによっては、自分にマッチした条件がアップされたときだけメールで教えてもらえるようしておくこともできます。
この一手間をかけるだけで、いちいち新着求人をチェックする必要もなく、圧倒的に労力が省けます。
実際に転職で利用した求人サイトを歯科医師向け求人サイト3社を徹底比較。実際の転職体験をふまえて。で解説しています。
すべて無料で利用できます。
また、定期的なチェックは不当に低い給料で働き続ける抑止にもなります。
【緊急】すぐにでも転職したい【即日退職】
とはいえ、状況によってはプランなんて立てる前にすぐ辞めたい、転職したいという先生もいるかと思います。
病院内でのトラブルや想像絶する悪化した人間関係などは、精神的に死んでしまうので早めに脱出しましょう。
民法上は2週間前に連絡すれば退職することはできます。
それでもどうしてもその意思を伝えることすらめんどくさい、明日から行きたくないという場合は退職代行を使うことができます。
詳しくは退職代行の選び方+おすすめ3選【もう限界...脱ブラック会社しましょう】で解説しています。
女性向けの記事ですが、女性にも優しいという意味ですので、男性も自分に置き換えつつ考えてみてください。
ただししかし歯科業界は狭いので、もう精神的に追い込まれてどうにもならないっていう時の伝家の宝刀に使ってください。
また、慌てていたり、緊急で退職をすると、職探しがうまくいかなくなることがあります。
そんなときはあわてずに、複数の求人サイトを見て並行して使うと、マッチする病院が見つかりやすいです。
>>参考:歯科医師向け求人サイト3社を徹底比較。実際の転職体験をふまえて。
まとめ:転職は行動。行動は自分を成長させる。
今回の記事をまとめます。
・歯科医師の転職理由は4つ
・①スキルアップ、②人間関係の悪化、③給料が低い、④開業予定
・転職時期だけでなく人生計画も考えつつ、転職プランを考える
・臨床だけでなく、給料比較の情報も定期的にチェックするのは有効
・退職代行を利用すれば即日退職できる(奥の手)
お金が大切、家族が大切、仕事が大切、趣味が大切な人。たくさんの人がいます。
価値観は人それぞれです。
自分の置かれている環境をなるべく客観的に見つつ、目標を決めてみましょう。
ここで大切なことは、なにより自分の身体と心の健康が一番ということです。
人は頑張りすぎると心も体も壊れてしまいます。そして壊れてしまうと、治るまで時間がかかります。
健康を守りつつ、転職という人生の選択肢を楽しみましょう。
どんな価値観でもあなたが幸せならそれでOKなので、たまには自分を振り返りながら、素敵な人生を歩みましょう。
今回は以上になります。