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比較あり:歯医者がおすすめの歯磨き粉 5選【目的別ランキング】

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おすすめの歯磨き粉が知りたい人へ。


この記事を書いている私は歯科医師です。


口は「食べる」「笑う」「話す」といった、生きるために必要な身体の機能です。近年はオーラルケア、口腔ケアの大切さが少しずつ浸透してきました。


そんな中で今回は「目的別に5つ」歯磨き粉を紹介します。どうやって選ぶべきかという話から、用途に合わせたおすすめの歯磨き粉を解説します。


Twitterで情報発信していますので、記事の信頼性担保につながると嬉しいです。1分ほどで読み終わります。



『むし歯は放置したらダメですよ。特に注意したいのは、痛みがおさまったとき。もう大丈夫じゃん、みたいな自己判断は危険です。手遅れになって抜くしかない状況を山ほどみてきた。せっかく勇気をだして削ったのだから、それをムダにしないで。むし歯は気づいたときが一番軽症。治療完了まで通うが吉 』


まずは目的別に歯磨き粉を選びましょう【用途】

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つぎのどれに当てはまりますか?


・むし歯を予防したい

・口臭が気になる

・歯周病、歯槽膿漏といわれた

・歯がしみる...知覚過敏かも

・歯を白くしたい

・オーガニックな商品を知りたい


世の中には数え切れないほどの歯磨き粉がありますが、入り口としては好き嫌いの感覚で選んでOKです。


症状も一つだけでなく、重なっている人も多いので、トータルで考えて評価の高い商品も紹介しています。


味や爽快感など好みがありますが、無難な選択肢としては、需要の高い歯磨き粉から使用してみるのがオススメです。


※ ニッチすぎる歯磨き粉はオススメしません。

シェアの低い商品や海外製の歯磨き粉のようなニッチな商品はおすすめしません。

その理由は需要が低いから。とはいえ、このあたりはメインの歯磨き粉をみつけてから検討すれば良いかなと。


歯磨き粉を選ぶ基準


今回、目的別におすすめの歯磨き粉を選びました。


選んだ基準は「含まれている成分」です。


フッ素の多さ、殺菌作用の強さ、含有成分の効果などから総合的にそれぞれ判断しています。


✔︎ ホワイトニング効果のある歯磨き粉について

結論、歯そのものを白くする歯磨き粉は存在しません。

ホワイトニングを表示する歯磨き粉はありますが、実際にホワイトニングで使うポリリン酸は歯磨き粉に含められないように、法律で決まっています。

タバコのヤニ除去のような歯の表面の汚れをとる効果はありますので、ホワイトニングを行う場合は歯医者に相談するのが一番です。



比較あり:歯医者がオススメする歯磨き粉 5選【目的別ランキング】

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✔︎ 【歯医者がオススメする歯磨き粉 5選】


・むし歯予防:コンクール ジェルコートF


・口臭予防:クリニカ アドバンテージ


・歯周病予防: GUM(ガム) ウェルプラス


・知覚過敏:クリーンデンタル


・オーガニック:WELEDA(ヴェレダ) ソルト


上記の通りです。


「コンクール ジェルコート F」と「クリニカ アドバンテージ」の比較


コストをおさえつつ、口臭とむし歯を予防したい場合はクリニカアドバンテージがありかな..という印象です。殺菌作用を求める場合は、コンクール ジェルコートFがよいかと。


とはいえ、個人的にはむし歯予防、歯周病予防、口臭予防のトータルで考えるとコンクール ジェルコート F、1択かなと。このへんは個人差がありますね。


✔︎ 【むし歯・口臭の予防】

・コンクール ジェルコートF ※ 歯医者おすすめの歯磨きジェル。研磨剤を含まず、歯をキズつけない。



・クリニカ アドバンテージ ※ フッ素高濃度(1,450ppm)、むし歯と口臭予防にコスパの良い歯磨き粉。


Amazonでクリニカ アドバンテージを1本だけ買うと送料がかかるようなので、2本以上がコスパ良しです。1本ならスーパーや薬局でついで買いがオススメです。


コンクール ジェルコートF はAmazonやYahooショッピングでの歯磨き粉売れ筋ランキング1位です。近くの歯医者さんでも購入できます。


コンクール ジェルコートFの詳細は【口コミNO.1】コンクール ジェルコートF を歯医者がレビューするを参考にしてください。



「GUM(ガム) ウェルプラス」はだれにおすすめ?


歯周病、歯槽膿漏といわれたことがある方。歯ぐきの腫れや赤み、歯ぐきからの出血が気になる方。


CPC(塩化セチルピリジニウム)という成分が歯周病菌を殺菌します。


歯周病は国民の8割がすでにかかっているというデータもある、顎の骨がとけて歯が抜けてしまうこわい病気です。


✔︎ 【歯周病・歯槽膿漏の予防】



【歯がしみる】知覚過敏には「クリーンデンタル」がおすすめ


見たいものがしみる、歯ブラシをあてるとピリッとする感覚がある、こんな症状の方。


固い歯ブラシを使っていたり、歯が欠けたりしている場合では外からの刺激に敏感になっています。


刺激をおさえるために、しみどめ成分の入った歯磨き粉は有効です。


✔︎ 【知覚過敏の予防】


・クリーンデンタル:しみ止め成分(硝酸カリウム)が歯への刺激を軽減。



【オーガニック】「WELEDA(ヴェレダ) ソルト」はフッ素なし、発泡剤なし


歯磨き粉に含まれる「フッ素」の安全性は確立されているのものの、歯磨き粉に含まれるフッ素に疑問を持つ方がいらっしゃいます。


そのような人にはフッ素だけでなく、発泡剤などを含まない自然由来の天然オーガニックの歯磨き粉がおすすめです。


✔︎ 【オーガニック】


WELEDA(ヴェレダ) ソルト:自然由来の成分のみを使用。塩で研磨剤を代用。


歯磨き粉の使用期限


歯磨き粉は未使用であれば3年以上を持つとされています。


開封後は半年から1年を目安に使い切るようにしましょう。


歯磨き粉には製造年月日が記載されていますが、使用期限が記載されていないことが多いです。


開封した後の歯磨き粉は成分や香りや味などが飛んでしまったりすることがあるので、早めに消費することが望ましいでしょう。


まとめ:歯磨き粉は安すぎる

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以上、歯磨き粉の比較からおすすめをまとめてみました。


紹介した歯磨き粉は高いもので1,000円以上かかりますが、実際に歯が悪くなって歯医者に通うことを考えると、圧倒的な節約になるはずです。


歯にかかるコストの感覚は以下の通り。

・白い被せ物:4万円以上

・インプラント:20万円以上

・入れ歯:高いものだと100万円


とはいえ、いくら殺菌作用のある歯磨き粉でも、物理的に汚れをおとすことはできません。


これは洗口液も同じことが言えます。(参考:比較あり:歯医者がおすすめする洗口液 3選【あなたに合った選び方】


むし歯や歯周病を予防する最強の方法はしっかり『歯磨き』することです。


そのため歯磨き粉を過信せず、歯磨きの補助役として使用するように意識してください。


こういったアイテムはまず使ってみるのが一番です。


ぜひこの機会にお試しあれ。


✔︎ 今記事で紹介した歯磨き粉リスト

【むし歯・口臭の予防】

・コンクール ジェルコートF ※ 歯医者おすすめの歯磨きジェル。研磨剤を含まず、歯をキズつけない。



・クリニカ アドバンテージ ※ フッ素高濃度(1,450ppm)、むし歯と口臭予防にコスパの良い歯磨き粉。



【歯周病・歯槽膿漏の予防】


【知覚過敏の予防】


・クリーンデンタル:しみ止め成分(硝酸カリウム)が歯への刺激を軽減。


【オーガニック(フッ素なし)】


WELEDA(ヴェレダ) ソルト:自然由来の成分のみを使用。塩で研磨剤を代用。

 


>>参考:比較あり:歯科医師のボクがおすすめするタフトブラシ3選【人気】

>>参考:【むし歯予防】キシリトールの効果を解説します【正しいガムの選び方】





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