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介護と医療に関わるすべての人にむけた歯医者のブログ

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ズル休みしたいと思っている歯科衛生士・助手さんへ【心を削るのはNG】

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歯医者で働いているけど、ずる休みしたい...そう考えている歯科衛生士、歯科助手さんへ。



・ずる休みって、してよいのかな。罪悪感ある...


・うまい理由や言い訳があったら知りたいな


・ずる休みしたあとって、どうしたらよいのだろう


本記事ではこういった疑問にこたえます。


本記事の内容


この記事を書いているボクは歯科医師です。


つまらないなと思った職場はすぐに辞めてきました。 研修医の期間が終わって最初に勤めた病院は、人間関係がツラすぎて半年で逃げ出しました。逃げ出す前にずる休みを何度かしています。


今はフリーランスでふらふらと生きていますが、一般的なレールにいたら完全に社会不適合者です。たまたま自分が好きな分野(摂食嚥下)が見つかったのでご飯を食べていますが、そうじゃなければただの引きこもりだったかもです。


こういった背景の僕が語りますね。30秒ほどで読み終わります。


普段は Twitter で 医療や介護の情報を発信しています。信頼の担保になると嬉しいです。

『高齢者にかかわる仕事をしていると「楽しみは老後にとっておこう」みたいな考えはけっこう危険だと感じる。
目が弱くなると読書やゲームは疲れるし、足腰が悪いと遠出も難しい。今やりたいこと、今しか体験できないことはすぐにでも計画するべき。それに、ヒマな老後が存在する保証なんてどこにもない』




ズル休みしたいと思っている歯科衛生士・歯科助手さんへ

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ずる休みしたいなら「休むべき」


結論からいうと、上記の通りです。


ずる休みしたい


繰り返します。「ズル休みしたいなら休むべき」です。


理由は単純で、自分の心がそのように思ったから。思うがままに従ってみる経験は大切です。


とは言え、ずる休みなんて無責任。社会人としてマナーに反するのではと思う方もいると思います。


もちろん、なるべく職場に迷惑をかけないことは大切です。ですが、社会人として模範のように生きていくことが、あなたらしく生きることとは限りません。


むしろ、ずる休みがあなたの心と体の健康を守るかもしれません。


✔︎ ズル休みしたくなった理由を知るのは意外と大切

なんとなく休みたいな...と思っていても、その「なんとなく」に原因があったりします。飲み過ぎでだるい、彼氏にフラれた、職場の△さんに会いたくなさすぎる...など一度自問自答してみましょう。解決は原因を知るところから始まります。


ずる休みの理由・口実


ズル休みをするときの理由の具体例を挙げておきます。


職場になるべく納得感を持ってもらうために、具体的な理由は必要です。


残念ながら、誰もが納得するようなマジックワードはありません。


ずる休みの理由・口実 具体例

・子供の具合がわるい
・親の調子が悪い
・生理で体調不良
・風邪をひいた


大切なのは堂々と伝えることです。休むことには変わりありません。


✔︎ 無断欠勤は避ける

無断欠勤は避けましょう。これは次の日に行きづらくなるだけではなく、休んでる間に何度もメールや電話が来ることになるので休んだ気持ちにならないと思います。あなたの信頼が失われるだけです。

逆に無断欠勤してそのまま辞めたいそんな方はその職場辞めたほうがよいです。心が病みます。
>>参考:【やめたい!】歯科衛生士が円満に退職する手順【即日退職する方法も紹介】


ズル休みすることによる罪悪感


ずる休みをするときは罪悪感が生まれます。


なぜなら「ズル」だからです。


ウソをついてしまった、今頃大変なのでは...と心をよぎるときがあります。それでも一度連絡をしてしまったら、徹底的に休日を楽しむべきです。罪悪感を抱えながらは楽しめません。


それでも罪悪感は消えないのでは?と思う方もいると思います。経験上、それはその通りで、 どこかに罪悪感は残ります。


開き直るようですがその経験って、ずる休みした人にしかわからないんですよね。その気持ちを知るからこそ、あなたにとって成長する部分があるんです。


僕の実体験として、ずる休みを”したくなくなる”職場を探すようになりました。


>>参考:【失敗しない転職】歯科衛生士向け求人サイトを3社比較した【おすすめは全部】


あと、あなたがいなくても職場は回りますそこは大丈夫です。心配しないで。


罪悪感を少し和らげる要素になれば嬉しいです。


歯科衛生士や歯科助手さんがズル休みしたあとにやるべきこと

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歯科衛生士や歯科助手さんがずる休みのあとにやることは以下の2つです。



・アフターフォロー


・今の職場について思考する


アフターフォロー


休んだあとのアフターフォローはやっておきましょう。これは自分のためでもあります。


アフターフォロー ①:感謝と謝罪

アフターフォロー ②:仕事の仕組みを考える


アフターフォロー ①:感謝と謝罪


まず自分が休んだことで自分の分の仕事を負担してくれたスタッフに謝罪と感謝をしましょう。


助けてもらったら感謝を伝えるには人として当然ですし、今後何かあっても仕方ないかと思ってくれる可能性も高まります。


自分の仕事だけではなく、それ以外の仕事も手伝うようにするとさらに良いでしょう。


ずる休みはあまりにも繰り返してしまうと、日常感が出てしまうのでお勧めしません。


毎週ずる休みしたいと思うよろしくを何かがおかしいと捉える方が正しいです。



アフターフォロー ②:仕事の仕組みを考える


自分がいなくても仕事が成り立つように仕組みを考えることも重要です。


あなたがいないと回らない仕事というのは、あなたにとっても患者さんにとっても良くない状況です。


イレギュラーな休みや、 突発的な出来事に対応しにくくなるからです。


いなくても成り立つように、あなたの業務をある程度共有しておくことは今後にとって必要です。


今の職場について思考する(ずる休みしたからこそ)


思考と言うとちょっと面倒くさいかもしれませんが、そんなに難しいことではありません。


職場への思考 ①:福利厚生について確認する

職場への思考 ②:人間関係について考える



職場への思考 ①:福利厚生について確認する


病院内の福利厚生を確認してみてください。


福利厚生を確認することで、「ズル」ではなく正当に休むことができる可能性があるからです。


具体的には就業規則と雇用契約書を確認しましょう。そこで病院内で健康保険や年金、有給休暇などの制度がしっかり整っているかチェックしましょう。


ここら辺は企業としてもルールになりますので、自分の職場の安全性を測る基準にもなります。


就業規則や雇用契約書がない場合は、不当に労働させられる可能性もあります。


「休みたい時に休める」というセーフティネットが整っているかは重要ですよね。



職場への思考 ②:人間関係について考える


職場の人間関係について”自分の心”に問いかけてみてください。


ずる休みをしたくなった理由が、 仕事内容そのものではなくて、人間関係であることが多いです。


院長が嫌い、先輩の衛生士が意地悪する、同僚の歯科助手から無視をされる...このような職場だと無意識に休みたくなるのは当然です。


そんなことを知ったところでどうにもならない、と思う人もいるかもしれません。


ですがその事実を自分で認識することで、これからどうするかを考え始めるようになります。


>>参考:限界:人間関係に疲れきった歯科衛生士が良質な職場をみつける方法 3つ


無意識に休みたくなるなんて、もはや心にとっては「ズル休み」ではなく、「必須休み」ですよね。


「ずる休みしたい」が続くなら


ずる休みしたい願望が続くなら退職と転職を考える時期です。


なぜならそれは心と体からの SOS だからです。


そのために、今のうちから求人サイトをチェックしておくことが大切です。


✔︎ 【年代別 歯科衛生士におすすめの転職サイト】


今のうちから早めに求人サイトをチェックしておくことは、「いつでも転職できる」という心の余裕を生みます。


結果、その心の余裕があなたを守ります。


【すべての歯科衛生士・助手さんへ】歯を削るな。それ以上に自分の心を削るな

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今回の記事をまとめます。



・ずる休みをしたいとおもったときは、ずる休みすべき。


・完璧なずる休みの理由や言い訳はない。家族や身体の事情でOK。


・ずる休みしたあとはアフターフォローを大切に。


・いつもズル休みしたいと思う職場は何かがおかしい。


・大切なのはあなたの健康。自分の心を削っちゃダメ。


ずる休みはあなた自身があなたに発している”サイン”です。そのサインを見落とさないようにしましょう。


毎日ズル休みしたい、行きたくない、顔を見たくない...このような状態が続くことはあなたの体と心に相当のストレスを与えています。


当たり前ですが、歯科衛生士や歯科助手は歯を削ってはいけません。ですが、それ以上に自分の心を削ってはいけません。


あなたの心とカラダの健康が最優先です。


ずる休み”したくなくなる”病院とめぐり合うことが出来ますように。


”とりあえず動く”はわりと吉だと思います。まずは一歩だけ動いてみましょう。


ではよいズル休みを!


今回は以上です。


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>>参考:歯科衛生士が円満に退職する手順【即日退職する方法も紹介】

>>参考:【辞めたい】退職理由から考える、歯科衛生士におすすめの転職基準【うつ病回避】




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