40代歯科衛生士の平均年収を解説します【給料をアップしたい 】
歯科衛生士40代の平均年収を知りたい人へ。
・40代の歯科衛生士の平均年収をしりたい
・40代の歯科衛生士の給料ってどのくらいなのかな
・平均年収を上げる方法があったら教えてほしいな
本記事ではこういった疑問にこたえます。
■ 本記事の内容
この記事を書いている私は歯科医師です。摂食嚥下を専門にしていて、複数の病院に携わっています。
そのため、今まで100人以上の歯科衛生士さんと仕事をしてきまして、40代の歯科衛生士さんが活躍する姿をたくさんみてきました。
その経験から語ります。
普段はツイッターで医療と介護の情報を発信しています。記事の信頼性の担保になると嬉しいです。
高齢者にかかわる仕事をしていると「楽しみは老後にとっておこう」みたいな考えはけっこう危険だと感じる。
— しろたぬ@歯の人☘お豆腐メンタル (@shirotanu_dds) November 14, 2020
目が弱くなると読書やゲームは疲れるし、足腰が悪いと遠出も難しい。今やりたいこと、今しか体験できないことはすぐにでも計画するべき。それに、ヒマな老後が存在する保証なんてどこにもない
『高齢者にかかわる仕事をしていると「楽しみは老後にとっておこう」みたいな考えはけっこう危険だと感じる。
目が弱くなると読書やゲームは疲れるし、足腰が悪いと遠出も難しい。今やりたいこと、今しか体験できないことはすぐにでも計画するべき。それに、ヒマな老後が存在する保証なんてどこにもない』
40代歯科衛生士の平均年収【給料事情】
✔︎ 40代歯科衛生士の平均年収・月の給料
・40〜45歳:平均年収 340万円 月収 32万円
・45〜49歳:平均年収 350万円 月収 30万円
以上のとおりです。※ 国税庁「民間給与実態統計調査結果(平成30年度)」と転職サイトの求人情報から算出しています。
日本には歯科衛生士が13万人いて、毎年7000人の新しい歯科衛生士が誕生しています。
平均年齢は34歳。とはいえ、働いている人口の多い年齢層は40歳から44歳の歯科衛生士です。
年収には幅がある
40代の歯科衛生士の平均年収には幅があります。なぜなら今までの生活環境が異なるからです。
子育て介護などでブランクがある歯科衛生士さんもいれば、ずっとバリバリ働いている歯科衛生士。資格を持っている歯科衛生士さんなど色々な人がいます。
40代前半にくらべ40代後半の方が平均年収が低いデータになっていますが、個人差があるというのが現実です。
40代のパート歯科衛生士の時給
・40代のパート歯科衛生士の時給:1,300円〜2,000円
パートの時給にも幅があります。これも本人のスキルやブランク、勤める病院の業種などによって変動があるためです。
>>参考:【ブランク明け】40代歯科衛生士さんに復職をオススメする5つの理由
資格を持っている歯科衛生士は重宝されますし、逆に病院の都合で歯科衛生士がどうしても必要...という場合は高い給料で求人を出している歯科医院もあります。
ここらへんは個人差+タイミングがあります。
【未来の姿】50代の平均年収
50代の平均年収を見てみましょう。
✔︎ 50代歯科衛生士の平均年収・月の給料
・50〜55歳:平均年収 400万円 月収 33万円
・55〜59歳:平均年収 430万円 月収 35万円
50代になると平均年収が上がることがわかります。
ですがこれは50代だから平均年収が上がるというわけではなく、40代からの積み上げの結果です。
今から少しずつ前進していくことが大切です。
>>参考:歯科衛生士は何歳まで働けるの?歳をとったら...?【結論:一生働けます】
>>参考:【5つある】歯科衛生士の50歳からの転職が難しい理由【活躍できる】
【人生の時間が大事】時給で考えることが大事
平均年収は単純に数字だけで判断しないようにしましょう。
なぜなら単純に労働時間だけが長く、生活の質を搾取される可能性があるからです。
たとえば以下の例をみてみましょう。
B:1日8時間 20日間勤務 月収28万円
年収も、1ヶ月の給料もAの方が高いです。ですが時給換算すると以下のとおりです
B:時給1,750円
Aのように長時間働けば給料が高くなりやすいですが、 B に比べると圧倒的に時給が低いです。
サービス残業をしている場合も、自分の人生の時間をタダで提供していると考えたほうがよいです。
人生の質を高めるためには平均年収だけでは比較せず、実際の労働環境に当てはめて時給で考えることがとても大切です。
40代歯科衛生士の平均年収を上げる方法【給料アップ】
✔︎ 【40代歯科衛生士の平均年収を上げる方法】
①:資格を取得
②:別の病院へ転職する
③:他業種へ転職する
上記のとおりです。
①:資格を取得
資格を取得することは給料アップにつながります。なぜなら専門的な知識や技術のある歯科衛生士が重宝されるからです。
具体的な近くの参考例を挙げておきます。
・日本歯周病学会認定歯科衛生士(日本歯周病学会)
・インプラント専門歯科衛生士(日本口腔インプラント学会)
・ホワイトニングコーディネーター(日本歯科審美学会)
・日本歯科審美学会認定歯科衛生士(日本歯科審美学会)
・日本小児歯科学会認定歯科衛生士(日本小児歯科学会)
・認定矯正歯科衛生士(日本成人矯正歯科学会)
とはいえ資格取得までの欠点は時間がかかります。
そのため闇雲に取得するのではなく、給料アップが目指せるもの、または興味のあるものからトライしてみましょう。
②:別の病院へ転職する
転職をする...は年収をあげる有効な方法です。
日本には7万件も歯科医院があります。そのため、イヤだな...と思っている職場があなたに最高の環境なはずはありません。
給料だけでなく休日勤務時間福利厚生のような要素をあわせて、自分に合った職場を探しましょう。
転職には転職サイトを活用すると効果的です。
40代の歯科衛生士さんに有益な転職サイトは40代歯科衛生士が使うべき転職サイト おすすめ3選【求人の質を重視】で解説しているので、興味があればご覧ください。
✔︎ 違う分野に挑戦するのもあり
一言に歯医者と言っても、いろいろな専門分野があります。自分がやったことのない分野に挑戦する、というのも良い経験になるかなと。
・障害者施設
・介護施設
・保健所
このあたりは一般歯科とは違うジャンルで、募集が出ていることがあります。気になる方は転職サイトや自治体のホームページをチェックしてみてはいかがでしょうか。
これからの時代は超高齢化社会に突入します。そのため高齢者や障害者を対象にする訪問歯科は個人的にはオススメです。
>>参考:【歯科衛生士向け】訪問歯科の仕事内容をわかりやすく解説【業務内容はほぼ書類】
>>参考:【衛生士の転職】訪問歯科に強い求人サイト3選【未経験でも需要あり】
③:他業種へ転職する
歯科衛生士以外の他業種への転職も、年収をあげる可能性があります。当たり前ですが、世の中には歯科衛生士以外の仕事は山ほどあります。
営業職をしたり保険会社で勤めたり、歯科関係以外の仕事をしている歯科衛生士さんはたくさんいます。
ケーキ屋さんやパン屋さんなど自分が好きなことをやって、人生を楽しんでいる歯科衛生士さんもいます。
歯科衛生士は年を取っても働けるので、いつでも戻ってくることができます。
✔︎ 歯科衛生士プラス副業
最初は、歯科衛生士プラス副業みたいな形で始めるのもおすすめです。自分の時間を使うことになるので、期限を決めてトライするのがおすすめです。体力的にはかなりハードになることは覚悟しましょう。
【40代歯科衛生士】まずは年収400万、時給1,600円をめざす
今回の記事をまとめます。
・40代の歯科衛生士の平均年収は40代前半で年収340万円、月収32万円。
・40代後半で平均年収は350万円、月収30万円
・時給で考えることが大切
・資格取得と転職で年収のアップは可能
世の中は歯科衛生士の需要が増えつつあります。 歯科衛生士であれば平均年収や給料を参考に、自分の価値を見つめ直すのはオススメです。
自分を高く評価してくれる環境を探しましょう。
高齢者に関わる仕事をしているため、人生の時間は有限だと感じます。40代はまだ若い世代ですが、徐々に昔ほど体が動かなくなってくる世代でもあります。
たくさんの時間を使ってゴリゴリ稼ぐのもいいですが、自分の人生の質を考えながら暮らす生活も良いと思います。
今は情報ノウハウが手に入りやすい時代です。あとは何が必要かというと「行動」だけです。
ぜひこの機会に動いてみてください。
今回は以上です!
>>参考:40代歯科衛生士が使うべき転職サイト おすすめ3選【求人の質を重視】
>>参考:【歯科衛生士向け】訪問歯科の仕事内容をわかりやすく解説
>>参考:【衛生士の転職】訪問歯科に強い求人サイト3選【未経験でも需要あり】
>>参考:【ブランク明け】40代歯科衛生士さんに復職をオススメする5つの理由
>>参考:【リアル】30代歯科衛生士の給料相場を解説する【稼ぐより心の安定】
>>参考:50代60歳以上の歯科衛生士の給料・平均年収【いくつまでできる?】