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介護と医療に関わるすべての人にむけた歯医者のブログ

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【体験談】介護保険外の家事代行サービスを頼むべき理由【基準は2つ】

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在宅介護で消耗し、疲れている人へ。



・在宅介護をしているが、家事がおろそかになっている。...忙しくて消耗が激しい...


・介護保険外の家事代行サービスってどうなのだろう...


・家事代行サービスをたのむ基準をしりたいな


本記事ではこういった疑問にこたえます。


本記事の内容


この記事をかいている私は、認知症の祖母の自宅介護を経験しました。


認知症がすすんでくると、私も精神的にかなりつキツくなり、部屋は荒れ、寝不足におちいり、体調不良がつづきました。


普段は歯医者としてTwitterで医療と介護の情報を発信しています。記事の信頼性担保につながると思います。


『奥様に先立たれたご主人でわりと多いのが、家事がひとつもできない人。異臭の中で惣菜を食べている…なんて人もいた。
すべて外注できる財力を持つ人以外は今のうちから、掃除のやり方、米の炊き方&簡単な調理、洗濯機の使い方&干し方…は学んでおいて損はない。あと、怒らずに他人の話を聴く姿勢』




【体験談】介護保険外の家事代行サービスを頼むべき理由

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介護保険外の家事代行サービスを頼むべき理由


介護"する"側の身体と心の健康を守る


上記のとおり。


誰かを介護するためには介護する人が必要です。


その介護するひとが健康をこわしてしまっては、すべてが負のループに陥ります。


そのため、介護するひとの身体と心の健康は最優先です。


私は祖母のための介護サービスは利用していましたが、あくまで祖母の生活に関してのものだけで、同居人までは対応していません。


そのため、自分のことに関しては疎かになりがちでした。


実体験を紹介します。


部屋が汚れる


在宅介護中、自分の部屋は荒れ放題でした。


日中は仕事をして、帰ったら祖母の介護をしていたので、部屋の掃除をする時間はありませんでした。


床に埃はおちているし、結露で窓にカビは生えっぱなし。あげくのはてに、ハウスダストでひどい肌荒れになりました。


睡眠不足


睡眠不足にもなりました。


なぜなら、落ち着いて寝られる時間がなかったからです。


仕事中は、祖母からの鬼電話がなりやまず、夜間は徘徊が始まり帰ってこない、…こんな日々が続きました。


栄養不足


栄養不足にもおちいりました。


しっかりした食事がとれなかったからです。


認知症がすすんだとき、祖母のゴハンは介護サービスの方が作ってくれました。


ですが、自分の分はありません。毎日、コンビニやファーストフードをたべつつ、祖母の食事介助をしました。


仕事と在宅介護の両立は難しい

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私は3年ほど、こんな生活をしながら、祖母の介護をしていました。


今思い返すと、そのとき、保険外の家事代行を頼めばよかった…と強く思います。


一人でやれることには限界があり、時間も限られているからです。


仕事と在宅介護の両立は難しい


経験上、仕事と在宅介護の両立はむずかしいです。


完全に分離することは困難だからです。これを家族のみで抱えきることは精神的に苦しくなります。


そのため、介護保険サービスの合間をうめる、保険外の家事代行サービスは有効です。


介護保険内のサービスは限定的


介護の必要な人は公的な介護保険サービスが利用できます。


あくまで介護が必要な人の動線範囲の中ですので、同居人の家事サービスは含まれません。


掃除、料理なんかは介護をしつつ、用意することになります。


最近は医療費圧迫で、介護の審査もきびしくなってきているので、介護保険内のサービス範囲もせまくなりがちです。


介護保険外の家事代行サービスを依頼する基準【2つある】

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結論、介護に関わる人はすべて頼んでほしいです。


その中でも以下の人は、すぐにでもためしてほしいです。



①:介護中に事故がおきたことがある


②:介護離職を考えている

①:介護中に事故がおきたことがある


介護では転倒や誤嚥、窒息のリスクは高まります。


足腰がよわくなったり、飲み込む機能が低下するからです。


一度その経験があると後遺症により、身体が不自由になりやすく、介護者の負担もふえます。


祖母の場合は風呂場で転倒し、浴槽から立ち上がれなくなったこともありました。


見守り時間がふえ、精神的な負荷はふえるので、余裕のある時間をつくるためにも家事代行サービスへの依頼は有効です。


②:介護離職を考えている


介護離職を考えているひとは、まず自分でやるその前に家事代行サービスをつかってみてください。


なぜなら、一度介護離職すると再就職は難しく、同じ条件での雇用は難しいからです。


特殊スキルがなければなおさらです。


介護離職者は年間10万人います。50代が多いです。


いちど冷静になるためにも、家事代行で自分の時間を作ってみてください。


✔︎ 親の介護は子どもがやるべき?

仕事との両立が難しいだけでなく「親の介護は子どもがやるべき」このような思想で離職する人もいます。


その気持ちだけでは介護は成り立ちません。3年ほどが限界というデータもあります。


経済的にも精神的にも追い込まれるので、自分自身を救うためにも、まず利用できるサービスは使ってみることがおすすめです。


【自分の健康が最優先】介護保険外の家事代行サービスを検討しましょう

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今回の記事をまとめます。



・介護"する"側の身体と心の健康は重要


・仕事と在宅介護の両立は難しい


・転倒や誤嚥の経験をした人、介護離職を考えている人は介護保険外の家事代行サービスを依頼すべき


在宅で介護を必要とする人は日本で400万人もいます介護に関わる人は1,000万人をこえます。


経済、精神の状況に個人差ありますが、なるべく人に頼りましょう。


家事代行は安いと1時間2,000円台から選ぶことができます。


詳細は介護する人のための家事代行サービス おすすめ3社【介護保険外】 で解説しています。


介護を必要とする人のための家事代行ではなく、介護する自分のために家事代行サービスを使いましょう。


いざというときになって探すのは大変です。


早めに頼ってネットワークを見つけておくのもわりと大切かな...とおもいます。


最終的に祖母は祖父とともに老人ホームへ入居しました。


>>参考:夫婦同室で老人ホームに入居したい。おすすめサイト2選 + 失敗しない選び方【二人部屋希望】


大切な人はいつかいなくなります。心と身体が健康な状態で、お互いに過ごせる時間を少しでも増やしてください。


今回は以上です。


>>参考:介護する人のための家事代行サービス おすすめ3社【介護保険外】

>>参考:【評判◎】老人ホーム検索サイト『LIFULL介護』を徹底レビュー【親を預けたい】





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