【歯科医師の転職】「訪問歯科求人サイト」と「知り合いの紹介」を比較した。おすすめは全部です。
訪問歯科で働きたいと考えている歯科医師の先生へ。
・求人を探す方法は2つ。「求人サイト」と「知り合いの紹介」
・それぞれメリットとデメリットありそう。
・もし具体的にサイトがあったら知りたい。
今回の記事ではこういった疑問に答えつつ、「求人サイトによる転職」と「知り合いの紹介による転職」の両者を比較していきます。
■本記事の内容
・使えるものはすべて使う
・おすすめの求人サイト
僕は歯医者になって10年以上訪問歯科診療に関わってきて、 何回か転職を経験しました。転職すると精神的にかなり疲労して、大変な思いもしました。
知り合いが紹介してくれた病院に転職したこともありますし、求人サイトを使って転職したこともあります。
現在は毎日のように介護施設や精神病院、急性期の病院や障害者施設で診察する傍ら、大学で高齢者歯科の講義を担当しています。専門は「摂食・嚥下」です。
Twitterで情報発信しているので一応信頼の担保になると嬉しいです。
歯医者になって3年目(大学病院所属)のとき、病気を複数抱える患者さんの抜歯を担当することに。かなり緊張感のある症例で、吐くほど悩んでいたら「キミが動脈切っても、私がなんとかする。好きにやれ。」と声をかけてくれた先輩がまぶしすぎて、自分もこうなりたいと思ったし、動脈も切らずにすんだ
— しろたぬ☘歯科医師(お豆腐メンタル)😽 (@shirotanu_dds) 2020年6月5日
『歯医者になって3年目(大学病院所属)のとき、病気を複数抱える患者さんの抜歯を担当することに。かなり緊張感のある症例で、吐くほど悩んでいたら「キミが動脈切っても、私がなんとかする。好きにやれ。」と声をかけてくれた先輩がまぶしすぎて、自分もこうなりたいと思ったし、動脈も切らずにすんだ』
おすすめはどっち?「求人サイト」と「知り合いの紹介」の比較。
それぞれのメリット・デメリット
情報の信頼性
求人サイト◯ 知り合いの紹介◎
情報の信頼性は知り合いの紹介の方が高いです。「求人サイト」からもおおよその情報を知ることができますが、「知り合いの紹介」だともっとつっこんだ話を腹を割ってすることができるからです。
病院の様子や雰囲気などもリアルで確認することができます。募集してる経緯とか、前任の退職理由とかそういうところまでわかることもあります。
気になるところはなんでも聞けますよね。事前にどういう職場の環境がわかる、ということは大きなメリットです。
ただ、これはあなたと紹介してくれる人との関係性にもよりますので注意が必要です。信頼がおける人であれば信憑性はかなり高いです。
条件交渉のしやすさ
求人サイト◎ 知り合いの紹介◯
条件交渉のしやすさは「求人サイト」が有利です。なぜなら、人間関係を気にせず交渉に集中できるからです。自分の希望する条件を提示して、そこから合う合わないを決めることができます。
給料や勤務時間、休日など自分のライフスタイルに合わせて探すことができるので、納得感をもって働くことができます。エージェントをつければさらに細かい条件交渉を、無料でやってもらうことができるので、自分の時間も有効活用できます。
知り合いの紹介でも交渉することはできます。すべて自分でおこなう必要がある面倒くささと、人間関係が絡むのでどこかなあなあになってしまう可能性があります。お金の話ってなかなかしづらい人多いと思うんですよね。
自分のスキルを活かす
求人サイト△ 知り合いの紹介◯
自分のスキルを売り込みたい場合は、「知り合いの紹介」が有利です。有病者の難しい抜歯、顎堤のない入れ歯の症例、嚥下内視鏡ができる、など得意スキルがあるときは知り合いを通した方が相手に説得力があります。
求人サイトの場合でも伝えることはできますが、あくまで自己申告なので実際の技術が担保されるわけではありません。
逆にあまり売り込む要素がない、そこまで得意分野がない場合は、求人サイトの方が有利です。
退職のしやすさ
求人サイト◎ 知り合いの紹介△
求人を探しているのに、少しネガティブな話ですが、これはとても重要な要素です。
なぜなら人間関係は働いてみないと分からないからです。どうしても職場の雰囲気や人間関係に馴染めなかったとき、辞めやすいかどうかで気持ちの余裕が違います。特に訪問診療の場合は1日中2人から3人のチームでずっと仕事をするので、 雰囲気が最悪だとほんとうに地獄です。
知り合いの紹介の場合は、仲介した先生の顔に泥を塗るようなことはなかなかしづらいです。万が一自分と合わないなぁとか不満があったとしても、無責任に辞めることは自分の信頼も失うことにつながりかねません。
条件の不一致の場合はやめてもいいと思いますが、それでも鋼のメンタルを持ち合わせていなければ、退職のしやすさの手間は求人サイトに分があります。
ひとつにこだわる必要はない
「求人サイト」と「お知り合いの紹介」どちらがよいか。選び方は簡単です。
全部使いましょう。
使いやすさには個人差がありますし、目的は自分にとって良い職場に巡り合うということなので、全て試してみるのがいいと思います。
知り合いもあまりいないし、選ぶのが面倒くさいという方は僕がオススメする「ファーストナビ」でいいかなと。
>>参考:歯科医師の求人サイト「ファーストナビ」を徹底レビュー。【デメリットや退会方法も】
歯科医師の僕がファーストナビをオススメする理由
歯科医師に向けた求人サイトはたくさんある
僕が実際に利用したことのある求人サイトはおもに「ファーストナビ」と「グッピー」です。僕はファーストナビで見つけた転職先が、一番平和な職場になっています(実は今も働いてます)。
僕にとっていちばん良かったのは、職場の雰囲気や院長の人柄、性格のような「院内の環境」をエージェントの人が詳しく教えてくれたことです。そのあとは自分に合った条件で全部交渉してくれたので、転職の面倒くささはありませんでした。
求人の数はグッピーより全然多いです。 全国的に求人を網羅しているようなので、地方の先生とっても優しいです 。
人間関係は入ってみないとわからないのですが、できる限り内部を知ることができたこと、そしてあまり大きな声では言えない”退職のしやすさ”を考えたときに、一番気楽にスタートできました。
>>参考:歯科医師向け求人サイトの選び方+おすすめ3選【実際の転職体験をふまえて】
ファーストナビのスクショ
一応スクショを貼っておきます。
こんなトップページです。全国で検索できるようになっています。
これが検索画面です。都道府県別の検索にくわえて、右側にあるような詳細から「訪問歯科」を選択できます。こだわり条件も、「時短」「中高齢者可」「ブランク相談可」「高給与」あたりは一度は検索かけてみてほしいです。
ファーストナビの登録病院の画面
実際に登録されている実際の病院画面。ここに基本的な条件は記載されています。
会員だけが閲覧できる非公開求人は、選択肢を大きく広げる
「ファーストナビ」には”非公開求人”というものがあって、会員だけが閲覧できるようになっています。この非公開求人は、選択の幅を大きく広げるので、登録しての利用をオススメします。
目的は良い環境の仕事を見つけることです。そのためにはひとつでも多くの選択肢を持っていることが有利なはずなので、無料のツールは使い倒しましょう。
また、非公開求人はみたいけど、ただ検索したいだけ、そんなときはエージェントにメールすれば基本連絡してきません。積極的にエージェントを使いたいときに限り、サポートしてくれます。
詳しくは歯科医師の求人サイト「ファーストナビ」を徹底レビュー。【デメリットや退会方法も】でデメリットも解説しています。
まとめ:訪問歯科での求人ツール。”すべて使う”がおすすめです。
記事のポイントをまとめます。
以上「求人サイトでの転職」と「知り合いの紹介での転職」を比較してみました。
求人を探している歯科医師の先生は、早速登録して使ってみてください。こういったサイトは、まず使ってみるのが1番早いです。
間口を広く持って情報収集すると、効率的で効果的に職場を探すことができます。
✔︎ 【歯科医師向けのおすすめ求人サイト】
・歯科医師向け求人サイトの選び方+おすすめ3選【実際の転職体験をふまえて】
・歯科求人サイトを3種類比較した。実際に転職済み。【おすすめは全部】
良い職場が見つかりますように!今回は以上です。