訪問歯科衛生士の給料・年収をわかりやすく解説【一般歯科との比較・東京と地方の違い】
訪問歯科衛生士の給料をしっかり知りたい、と思っている衛生士さんへ。
・訪問歯科衛生士の給料・年収って、どのくらいなのか知りたい
・一般歯科と比較すると、どんな感じなんだろう...
・東京と地方に差はあるのかな
こういった疑問に答えていきます。
■ 本記事の内容
この記事を書いているボクは歯科医師です。歯科医師になってから10年以上、ほぼ毎日、介護施設や精神病院、急性期病院、個人宅を訪問しつつ、大学で”高齢者の歯科治療”を教えています。
友人と共同でクリニック経営しながら、これまで50以上の医療機関と関わってきまして、100人以上の衛生士さんと一緒にお仕事してきました。今はフリーランスとして仕事しています。
Twitterで情報発信しています。記事の信頼性担保につながれば嬉しいです。
認知症、持病あり、寝たきりで通院困難な人を診察をする「訪問歯科」まだまだ知名度は低い分野だけれど、高齢化という時流には乗っているので、今後"くる"と思っている。事実10年前に比べると、かなり浸透してきた。その中でも、摂食嚥下(せっしょくえんげ)は介護へ関わる人にとって、必ず役に立つはず
— しろたぬ@歯の人☘お豆腐メンタル (@shirotanu_dds) 2020年6月17日
『認知症、持病あり、寝たきりで通院困難な人を診察をする「訪問歯科」まだまだ知名度は低い分野だけれど、高齢化という時流には乗っているので、今後"くる"と思っている。事実10年前に比べると、かなり浸透してきた。その中でも、摂食嚥下(せっしょくえんげ)は介護へ関わる人にとって、必ず役に立つはず』
訪問歯科衛生士の給料・年収をわかりやすく解説
✔︎ 訪問歯科衛生士の給料・年収の相場
・東京や大阪のような首都圏:正社員で24万〜35万円。パートの時給で1,400円〜。
・北海道や鳥取のような地方:正社員で17万〜。パートの時給で1,000円〜。
結論からいうと、以上のとおりです。
訪問歯科衛生士の「給料・年収」は求人サイトで確認できる
訪問歯科衛生士の年収を確認するためには、求人サイトを利用するのが便利です。
全国から、自分の住んでいる地域まで見ることができます。
これを確認しないまま働いているのなら、自分の価値を確認していないと同じことです。
具体的には「ジョブメドレー」という求人サイトがオススメなのですが、使い方は歯科衛生士求人サイト「ジョブメドレー」を徹底解説【デメリット・退会方法まで】で解説しています。
✔︎【おすすめの求人サイト】
求人の数が圧倒的に多く、自分の希望する条件でこまかく検索することができます。
実際の比較 東京と地方の地域差【ジョブメドレーのスクショつき】
百聞は一見にしかず。まずは東京での訪問歯科衛生士の給料のスクショです。
【東京の訪問歯科衛生士の給料・年収相場】
東京の訪問歯科衛生士の給料・年収相場は、正社員で24万〜35万円。パートの時給で1,400円〜、です。
次に、大阪と北海道、鳥取県を貼り付けてみますので比較してみましょう。(鳥取県は、日本で一番人口が少ない県ということで、比較対象に含めました)
【大阪の訪問歯科衛生士の給料・年収相場】
大阪の訪問歯科衛生士の給料・年収相場は、正社員で25万〜。パートの時給で1,350円〜、です。
【北海道の訪問歯科衛生士の給料・年収相場】
北海道の訪問歯科衛生士の給料・年収相場は、正社員で17万〜。パートの時給で1,000円〜、です。
【鳥取県の訪問歯科衛生士の給料・年収相場】
鳥取県の訪問歯科衛生士の給料・年収相場は、正社員で18万〜。パートの時給で1,000円〜、です。
訪問歯科衛生士の給料相場:東京や大阪のような首都圏はほぼ同じ。地方はやや低め。
東京と大阪、首都圏の給料相場は、ほぼ変わらず、正社員で24万〜35万円。パートの時給で1,400円〜です。
これに比べて、北海道のような地方や、鳥取のような人口が少ない県では少し給料が低くなる傾向です。
【訪問歯科と一般歯科】歯科衛生士の給料・年収の違い
結論からいうと、訪問歯科衛生士と一般歯科の衛生士で大きな違いはありません。
明確な線引きがあるというよりは、割合の違いはあっても、訪問しつつ一般もおこなっている歯科衛生士が多いからです。
ここもジョブメドレーを利用して比較してみましょう。
求人サイト「ジョブメドレー」で比較
訪問歯科と一般歯科の衛生士の給料を、東京で比較してみます。
【東京 訪問歯科衛生士】
【東京 一般歯科衛生士】
訪問歯科と一般歯科での衛生士の給料に大きな違いはない。
東京の訪問歯科衛生士の給料相場は、正社員で24万〜35万円。パートの時給で1,400円〜。
これに対して、一般歯科の衛生士の給料相場は、正社員で24万〜。パートの時給で1,500円〜。
一般と訪問では、衛生士の給料に大きな違いはありません。
求人サイトは使い方がすべて【求人サイトに騙されない】
求人サイトは使い方がすべてです。
なぜなら、良い条件で働くことができるかは、どんな求人に出会うかで決まるからです。
そのため、求人数の多い求人サイトを使うことは基本中の基本です。求人数が多ければ多いほど、比較材料も増え、自分に合った職場に就職できる可能性が高まります。
求人サイトによって特徴が違うので、余裕のある人はサイトを比較してみるのはオススメです
詳しくは【衛生士の転職】訪問歯科に強い求人サイト3選【未経験でも需要あり】で解説しています。
✔︎ 求人サイトにダマされないように注意
求人サイトはお金を多く払った歯科医院の求人を、検索上位にあげてきます。そのため、目立つ求人があなたにマッチしたものではなく、だれにでも紹介したいだけの求人である可能性があります。
これを防止するためには、自分に必要な情報のみを受け取るようにしておくことです。
そのために、求人サイトに登録して「自分の希望条件に合った病院が出たときのみメールを受け取る」設定にしておきましょう。
手数料無料で登録できて、1分で終わります。なにより最終的に転職するときは必ず登録が必要ですので、最初から利用しましょう。
良質な求人を見逃さないことになるのでかなりオススメです。
✔︎【訪問歯科が気になる衛生士さんにおすすめの求人サイト】
※ 更新情報 (2021年1月18日):転職するとお祝い金がもらえます
ジョブメドレーで転職するとお祝い金がもらえます。地域差がありますが、5,000円から20,000円が相場です。会員登録は無料 & 匿名でOKなので、とりあえず登録だけしておくのが良いかなと思います。
>> ジョブメドレーの無料登録はこちら
スキルを身につけると給料交渉はしやすい
衛生士として、スキルや知識を磨口ことを意識しましょう。
それはつまり、自分の価値を高めることになり、給料や信頼性の向上につながります。
口腔ケア、高齢者、有病者、嚥下。この4つは特に訪問歯科衛生士としては延ばしやすいところです。
ケアマネ、認定訪問歯科衛生士、歯科感染管理者、東京糖尿病療養支援士のような資格を取得する衛生士さんもいます。
まとめ:定期的に求人サイトを確認しよう。自分の価値を知る。
今回の記事のポイントです。
・訪問歯科衛生士の給料は、首都圏だと正社員で24万〜35万円。パートの時給で1,400円〜
・地方では少し安くなる傾向。正社員で18万〜。パートの時給で1,000円〜
・一般歯科と訪問歯科では、衛生士の給料・年収に大きな違いがない
・求人サイトを使って、自分の価値を定期的に確認するのはオススメ
こんな感じです。
"定期的に確認する"のが面倒臭いと言う人は「ジョブメドレー」に登録して、新着求人の通知をオンにしておくと、自動で定期的に確認することができるので便利です。
働く上では、給料だけでなく人間関係も重要ですので、定期的に求人にアンテナを貼っておくことで、選択肢が広がる可能性は高いです。
身体と心の健康に気をつけながら、お仕事していきましょう。今回は以上です。
✔︎【今記事で紹介した求人サイト リスト】
✔︎【訪問歯科で働きたい歯科衛生士向け】
・【衛生士の転職】訪問歯科に強い求人サイト3選【未経験でも需要あり】
✔︎【歯科衛生士の退職手続きのすべて】
・【歯科衛生士の退職手順】やるべき手続き完全版【チェックリスト付】
✔︎【訪問歯科衛生士の仕事の内容を知りたい方へ】
・【求人多数】訪問歯科衛生士の仕事内容をわかりやすく解説。
✔︎【ジョブメドレーのデメリットや登録手順】
・歯科衛生士求人サイト「ジョブメドレー」を徹底解説【デメリット・退会方法まで】
✔︎ 【年代別 歯科衛生士におすすめの転職サイト】
・20代向け:【失敗しない転職】歯科衛生士向け求人サイトを3社比較した【おすすめは全部】
・30代の歯科衛生士におすすめする求人サイト 3選【良質な職場に巡り会う】
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・【衛生士の転職】訪問歯科に強い求人サイト3選【未経験でも需要あり】