【ご案内】訪問歯科の申し込み方法【依頼から治療開始までの流れ】
訪問歯科の申し込み方法を知りたい方へ。
・訪問歯科の申し込み方法をしりたい
・訪問歯科を依頼したい。どのように申し込んだらよいのだろう
・申し込んでから治療開始までの実際の流れをしりたいな
本記事ではこういった疑問にこたえます。
■ 本記事の内容
この記事を書いている私は認知症や高齢者の方の治療を専門にする歯医者です。
毎日、患者さんの自宅や老人ホームで診察しつつ、大学で高齢者歯科を教えています。
Twitterで情報発信しています。記事の信頼性担保につながれば嬉しいです
いつ歯の治療をしたのか覚えてない…という人がいま歯医者に行ったら、機器の進化っぷりに驚くはず。
— しろたぬ@歯の人☘お豆腐メンタル (@shirotanu_dds) 2020年9月22日
昔に比べたら麻酔も全然痛くないし、おもてなし力の高い病院もふえた。もし通院することなっても前ほど鬱じゃないと思う。ぜひ検診を受けにいってほしいな。早めの治療はお金も時間もかかりません。
『いつ歯の治療をしたのか覚えてない…という人がいま歯医者に行ったら、機器の進化っぷりに驚くはず。昔に比べたら麻酔も全然痛くないし、おもてなし力の高い病院もふえた。
もし通院することなっても前ほど鬱じゃないと思う。ぜひ検診を受けにいってほしいな。早めの治療はお金も時間もかかりません』
訪問歯科の申し込み方法【依頼のやり方は4つ】
訪問歯科の申し込み方を知りたい方はぜひ覧ください。
2分くらいで読み終わります。
訪問歯科の探し方の具体的な手順は訪問歯科の探し方【5つある / 選ぶ基準も解説します】をどうぞ。
訪問歯科の申し込み方法
訪問歯科の申し込み方法は次の4つです。
✔︎ 【訪問歯科への申し込み方法】
②:FAX
③:メール
④:郵送
とてもシンプルです。
本人ではなく、家族やケアマネージャー、どなたでも申し込みができます。
どの申し込み方法でも、訪問歯科をうけたい、という意思を伝えることが大切です。
病院の案内に申込方法が指定されていることもあります。
その中から、自分のやりやすい連絡手段で連絡しましょう。
訪問歯科の申し込み方法①:電話
電話で伝える時はすぐに連絡できます。
そして細かいニュアンスなどの情報として伝えることができるんだってメリットです。
伝えた内容が記録に残らないということはデメリットです。
言った言わないにならないために、メモを残すか録音アプリを使うかオススメです。
訪問歯科の申し込み方法②: FAX
FAX のメリットは電話と違って記録に残るということです。
またじっくり調べて、正確に記入できます。
先方がいつ見るかが確認できないため、電話よりはスピード感は劣ります。
訪問歯科の申し込み方法③:メール
FAXと同じで記録として残ること、後は無料ということです。
先方がいつ見たかは確認できませんので、スピード感は劣ります。
訪問歯科の申し込み方法④:郵送
文章として残るのはメリットです。
ですが、スピード感は明らかに他の方法に比べておとり、料金もかかります。
必ず郵送を指定されているような場合以外は、他の申し込み方法をオススメします。
パンフレットまたはホームページの案内に準じて申し込む【依頼書がある場合も】
訪問歯科に対応している病院のパンフレットやホームページなどの案内に申し込み方法は書いてあります。
その中から申し込みを選ぶことになります。
専用の依頼書があることもあります。
✔︎ 訪問歯科を申し込むときは、ケアマネージャーと共有しましょう
もしケアマネージャーが付いている方は「訪問歯科を申し込む」という情報を共有しておいてください。
歯の治療をしていると言う状況はケアマネージャーを作るケアプランに記載する必要があるからです。
老人ホームは提携医療機関を案内されることが多い
老人ホームに入居している人が訪問歯科を受ける場合は、老人ホームが提携している歯科医療機関を紹介されることが多いです。
老人ホームには必ず提携医療機関が存在するため、密に連絡を取り合っています。
在宅と老人ホームの大きな違いです。
申し込みまでの流れが確立されているので、探す手間や手続きなどがスムーズです。
在宅で訪問歯科を利用していて、引き続き診察を希望する場合はOKです。
【訪問歯科】申し込みから治療開始まで【依頼〜初診の流れ】
続いて、申し込みをしてから治療開始までを解説します。
✔︎ 【申し込みから治療開始までの流れ】
・訪問歯科の申し込み
↓
・検診(口の中の診査)
↓
・治療計画の理解
↓
・正式な申し込み書または依頼書の記入
↓
・診療開始日の相談
↓
・治療開始
上記の流れです。
検診(口の中の診査【無料の場合あり】
訪問歯科を申し込み後、最初におこなうことは「口腔内診査」つまり「検診」です。
今の口の中がどのような状況になっているか確認します。
✔︎ まずは日時の調整
まずは検診の日時を調整します。
お互い複数の案を出し合うとスムーズに決まります。
デイサービスや訪問入浴など、ダメな時間帯はしっかり伝えておきましょう。
✔︎ 事前に伝えておく情報
事前に訪問歯科を申し込む歯科医院へ伝えておきましょう。
申し込み書に記載する蘭があります。(ない場合でも必須情報なので検診時に必要です)
・住所
・電話番号
・事業所名(介護サービスを利用している場合)
・ケアマネージャーの名前
・歯の具体的な訴え
・現病歴
・既往歴
特に、歯の具体的な訴え、現病歴、既往歴は治療の上で重要ですので、なるべく細かく伝えましょう。
治療計画の理解
治療計画への理解は必須です。
治療計画を聞くことで、今後どのような処置をしていくのかといった治療の見通しや、診療頻度を知ることができます。
その場で説明される場合と、後日文書で提示される場合があります。
契約する前に、今後おこなう治療内容を理解し、納得することが大切です。
✔︎ 悩み・疑問はここで相談しておく
この時点で気になる悩みは相談しておきましょう。
痛みの原因は何なのか、虫歯はどのくらいあるのか、何回くらいの治療で終わるのか。
具体的な説明を聞くチャンスです。
>>参考:【ほぼできる】訪問歯科の治療内容を解説します【症状もわかりやすく】
契約前には、治療内容の説明だけではなく、費用も確認しましょう。
>>参考:【必見】訪問歯科診療の料金・費用をすべて紹介します【料金表つき】
✔︎ 老人ホームの場合でも立ち会いはオススメ
老人ホームの場合でも、最初はできるだけ立ち会うことをおすすめします。
診療内容を理解して、先生の"人となり"を体感しておきましょう。
治療開始後はケアマネージャーや看護スタッフが治療内容を把握しているので、常に立ち会う必要はありません。
正式な申込書または依頼書の記入【契約】
検診結果、治療計画に納得したら、申し込み書(依頼書)を記入します。
この申込書(依頼書)は訪問歯科のスタッフが準備してきます。
記入することで契約となります。
✔︎ 家族の同意は必須
訪問歯科では一般歯科と違い、本人だけでなく家族の同意を得てから診療を開始します。
これは対象となる患者さんが障害を持っていたり認知症の方が多いからです。
家族やケアマネージャーさんはある意味代理人です。
そのためしっかり納得をしてから、申し込み書(依頼書)を記入するようにしましょう。
診療開始日の相談
ここまで手続きをすると、診療の開始日を決めます。
都合の良い曜日、時間帯を正確に伝えましょう。
症状によっては毎週治療が必要なこともあります。
デイサービスや訪問看護の時間以外にも、家族の都合も合わせていくつか候補があると決まりやすいです。
>>参考:【注意点あり】訪問歯科診療をうけるときに準備する物【7つある】
訪問歯科はわりと広いエリアを回って診察しているので、多少の時間のズレが生じることがあります。
なるべく余裕を持った時間帯を選びましょう。
以上が訪問歯科を申し込みしてから初診までの流れです。
※ 急性症状がある場合はその場で診療を開始することも可能です。
>>参考:訪問歯科診療の「当日の流れ」を具体的に解説します【注意点あり】
定期的な治療が必要になることが多い【複数に依頼して検討するのはあり】
今回の記事をまとめます。
・訪問歯科への申込方法は4つ ① 電話、② FAX、③ メール、④ 郵送
・申し込み方法は病院から指定されることも多い
・初診までの流れ 申し込み→検診(口の中の診査)→治療計画の理解→申し込み書(依頼書)の記入→診療開始日の相談→治療開始
・治療開始前に、理解と納得しておくことは重要です
訪問歯科診療は単発の治療ではなく、定期的な治療が必要になることが多いです。
口の中の清潔を維持しにくい人は定期的なメンテナンスが必要になるからです。
そのため今後長い付き合いになる可能性があるので、歯医者選びは慎重におこないましょう。
先生の人柄など直接会ってみないと分からない部分もあります。
そのため最初は複数の病院に依頼して、比較検討してみるのは有効な手段です。
今は初回無料で検診している歯科医院もふえてきたので、ぜひ試してみてください。
今回の記事は以上です。
>>参考:【ほぼできる】訪問歯科の治療内容を解説します【症状もわかりやすく】
>>参考:【必見】訪問歯科診療の料金・費用をすべて紹介します【料金表つき】
>>参考:訪問歯科の探し方【5つある / 選ぶ基準も解説します】
>>参考:【注意点あり】訪問歯科診療をうけるときに準備する物【7つある】
>>参考:訪問歯科診療の「当日の流れ」を具体的に解説します【注意点あり】