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介護と医療に関わるすべての人にむけた歯医者のブログ

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【辞めさせてくれない...】歯科衛生士が引き止めを振り切る2つの方法

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「仕事を辞めさせてくれない」...と悩んでいる歯科衛生士さんへ。



・歯科衛生士として働いているが、今の病院が辞めさせてくれない


・院長からの引き止めがつよくて、話がすすまない


・スムーズに辞める方法があったら知りたいな


本記事はこういった歯科衛生士さんに向けて書いています。


本記事の内容


辞めさせてくれない病院から脱出する方法は、自力で辞める方法他人に頼って辞める方法の2つがあります。


具体的にはどうやるのか?本当に効果があるのか?


こういった疑問に答えるため、高齢者歯科を専門にしていて、複数の病院とかかわっている歯科医師の私が考察します。


いままでたくさんの歯科衛生士さんと関わってきて、色々な「やめられなかった」話を聞いてきました。実際に人間関係のトラブルに巻き込まれたこともあります。


普段はTwitterで医療と介護の情報を発信しています。記事の信頼性の担保になると嬉しいです。





辞めさせてくれない歯科医院を自力でやめる方法

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結論は以下のとおりです。


・自分の意志を強くもつ


日本では2週間前に言えば合法的に仕事を辞めることができます。


就業規則に「退職は1月前に通知する」といった決まりになっていることがありますが、基本は2週間前で問題なしです。


そのため強い意志さえあれば、どんなに引き止められてもかならず辞めることができます。


とはいえ、辞めさせてくれない状態に陥っている歯科衛生士さんは自分の意志が揺らいでしまうこともありますよね。


優しい人、気の弱い人は引き止められるとやめられない


優しい歯科衛生士さんや断りきれない歯科衛生士さんは強い引き止めをうけると、悪いことをしてるような感覚に陥りがちです。


そのままダラダラと引き延ばされれてしまう例は多いです。


✔︎ 引き止めの実例

・患者のことを考えろ!と責任感を盾にする

・人手不足だからこまる...と困った空気をだす

・とりあえず威圧してくる

・話を聞く耳をもたない

・うやむやにされる



円満に解決できるかは、病院側の受け取り方にもよります。


ですので、円満に退職するということは希望思っていたとしても、目標は退職するということを忘れないようにしてください。


退職理由に嘘はあり


辞めさせてくれない病院には退職理由をつくるのはありです。心苦しいかもしれませんが、辞めることが目的だからです。


効果的な理由は以下のとおり。

・引っ越すことになった

・結婚する

・身内に介護が必要になった

・家業を手伝う

・次の就職先が決まっている


実際の辞める理由は人間関係のことが多いです。人間関係は本音を言い合うことが難しいですね。


基本的に「認めざるを得ない理由」を添えることで自分の意志を通しやすくなります。


一瞬だけ勇気を出す


辞めさせてくれない病院を自力で止めるためには、どうしても避けられないことがあります。


それは「一瞬だけ勇気を出す」ということです。


院長に対して「来月末で辞めさせてください」と 伝える、このときだけは勇気が必要です。


✔︎ 退職を伝えるときのコツ

・目を見ないこと

・同意を得るまで話を終わらせないこと

・返事は「すみません」のみ

・引き継ぎはしっかりおこなう意向を伝える


退職届を出せ...と言われる可能性もあるので、準備していっても良いかもしれません。
>>参考:歯科衛生士の退職届の書き方【テンプレつき。書かなくてもよい場合も解説】



✔︎ 一瞬だけ勇気を出すためには


一瞬だけ勇気を出すためには、 伝えた後に楽しみを取っておくことがおすすめです。


美味しいものを食べる、好きな映画を見る、友達とお茶に行く...自分にとって癒しの予定を入れておきましょう。それを励みに頑張ることができます。


辞めさせてくれない歯科医院を「人に頼って」やめる方法

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どうしても伝える勇気が出ない、病気になりそう、院長が横暴で話にならない...こういった場合は人に頼って止める方法もあります。



・退職代行サービスを利用する


上記のとおりです。


退職代行サービスとは


退職代行サービスとは自分の代わりに退職の手続きをしてくれるサービスです。


依頼すれば病院と今後一切関わらずに退職することができます。最近は医療や介護の仕事をする人の利用が増えてきています。


このサービスを利用すると、誰でも即日で退職することができます。


退職代行サービスを利用するメリット・デメリット


とはいえ、メリットがあればデメリットも存在します。


歯科衛生士が退職代行サービスを利用するメリットとデメリットを挙げておきます。


✔︎ メリット


・確実に辞めることができる


・病院と直接連絡しなくてすむ


・サービス利用までの手続きが簡単


・アフターサポートまで手伝ってくれる


✔︎ デメリット


・仲の良いスタッフとの突然の別れ


・費用がかかる(相場は3万円〜)


・前日までに荷物を引き払っておく必要がある


・同じ生活圏内だと病院のスタッフと会う可能性


退職代行サービスなんて誰も使ってないのでは?と思う人もいますが、 例えば わたしNEXT という退職代行サービスだと、半年間で約2,000人の女性が利用しています。 1ヶ月に換算すると約300人を全員退職に導いています。


それだけ職場に悩み苦しんでいる人たちがいるということです。


心と身体の健康がなによりの宝物


やめさせてくれなくて我慢をし続けた結果、うつ病になってしまった歯科衛生士さんがいます。


何年も治療していますがまだ治っていません。


退職代行サービスを使うと料金は3万円ほどかかる場合が多いですが、体を壊して病院に通う時間やお金も節約できる可能性があります。


>>参考:【歯科衛生士向け】退職代行サービスの選び方+おすすめ3選【確実に退職したい】


自分の心と身体の健康が何より大事ではないでしょうか。



✔︎ 使用後の評判


実際に退職代行サービスを使って退職した歯科衛生士さんから話を聞くと、次の就職や生活に支障があることはないようです。


退職代行サービスを使った本人よりも、使われた病院のほうが評判を気にしている..なんていう話もあります。


辞めた後を考える【歯科衛生士としての未来】

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当たり前かもしれませんが、やめた後のことも考えておきましょう。


「辞めさせてくれない」という状況に長く陥ると、辞めた後のことまでイメージがわかなくなってしまうことがあります。


選択肢としては以下のとおり



・歯科衛生士として働く → 転職


・別の職種ではたらく → 転職


・しばらく休む → 休息



これからも歯科衛生士として働くつもりの人は、次の転職先が見つかるかな...と不安な人もいるかもしれません。


歯科衛生士の有効求人倍率は約20倍と言われています。これは一人の歯科衛生士に対して、20もの病院が求人を出しているということになります。


歯科衛生士は今必要とされている職業です。そう考えると、心に少し余裕ができますよね。


中には先に転職を決めてしまって、辞めさせてくれない状況を打破した歯科衛生士さんもいます。


✔︎ 【年代別 歯科衛生士におすすめの転職サイト】


「辞めさせてくれない」は突破できる

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今回の記事は以上です。


歯科衛生士の「院長が辞めさせてくれない」という悩みはあるあるですし、歯科衛生士としては一度は通る道かもしれません。


とはいえ、辞めたいのに「辞めさせてくれない」状態が長くつづくことは自分の人生の時間を浪費していることにもなります。



自分の意思を強く持つ or 他人に頼る


辞めさせてくれないことは苦痛に感じるかもしれませんが、それは必要とされている評価の証...でもあります。勇気と自信をもって突破してください。


人生100年時代といわれる時代です。長く感じるかもしれません。ですが、人生の残り時間は誰にも分かりません。


早めに新しい一歩を踏み出してみてくださいね。輝ける場所がかならず見つかります。


今回は以上です。


>>参考:【歯科衛生士向け】退職代行サービスの選び方+おすすめ3選【確実に退職したい】

>>参考:歯科衛生士向けの退職代行サービス3社を比較した【脱ブラック病院】

>>参考:【対策あり】転職に不安を感じる歯科衛生士さんへ【怖い理由は5つ】


✔︎ 【年代別 歯科衛生士におすすめの転職サイト】




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